「せんみつ」(1000に3つの本当)

大阪の古い言葉に「せんみつ」という言葉がある。
1000個に3つしか本当のことを言わない
ほら吹きやお調子者を「せんみつ」というのだそうな。
この言葉が自分は好きで、
「どんなに胡散臭いことにもかすかな真実が内在している」
という風に解釈している。

詐欺話やいわゆる「意識高い系」の自己啓発的な書物にも、
UFOやオカルト、疑似科学、統合失調などにも、
1000のうち3つは本当が含まれている。
しかしながら、それを語る本人が意図する主張とは
少しずれた場所にその本当は隠れ棲んでいることが多い

むしろ1000個、全て嘘をつくほうが難しいし
そんなことをできる人がいれば
その反対を読めばすべてがまこと、という事になる。
うそだ、と即断してしまうのもいいが、時間がある時は
その話に包含されている本当って何なんだろうと
立ち止まってみる。

そのひとが、この世界の何に突き動かされて、
それだけの熱量を込めてまで、
(時には分厚い書物となることもある)
何を表側へ引きずり出そうとするに至ったのたか、
を考えたり、勝手に想像できたとき、微かなものは
ひんやりと芯の強い光沢を放っているように見える。


<お役立ちリンク集>
1.ということでいつもASKAのブログを楽しみにしている。
2.マック赤坂の政見放送を、言葉の通りにだけ捉えている人は
生き易いがずいぶん人生を損していると思う。
3.そういうことを黎明に教えてくれたのは東京福袋というサイトである。
http://aska-burnishstone.hatenablog.com/entry/2016/07/18/031050
https://www.youtube.com/watch?v=3jlnG4FvKnc
http://www.st.rim.or.jp/~tokyo/itan/index.html