可憐な入道雲を見かけた
入道雲をみると「自由」とか「さすらい」という言葉が思い浮かぶ。
できるなら入道雲のようになりたいと願っていた頃もある。
いまでも居場所に溶け込むように生きようとしているが
怒ったり悲しんだり喜んだり拘ったりすると
強い輪郭が自分のふちになぞられるのがわかる。
最後には名前さえわすれて
淡くなって境い目や輪郭をなくして、
暗い青空に溶け込んでしまいたい
もしくは驚きと喜びで頭が焦げ付いて
煙になって霧散してしまいたいと思う
だがなかなかそんなことは許されないので
空を見てスイカバーなどを食べている