おかえり、ウェンディーズ (柳馬場のチリビーンズ )

ウェンディーズが復活していた
四条通をぶらぶらしていると懐かしい赤いロゴが

閉店が決まると残念がって足を運ぶ自分が嫌になる、とこないだ書いたが
以前ウェンディーズが日本から撤退するときも渋谷フライングブックスの山路君と
『チリビーンズもこれで食べ納めである』とBunkamuraの方まで食べにいった

冬の寒い道の事を思い出した、宇田川の
どぶのにおいと冷たさがあわさって鼻の奥に届くと街の冬だなって思う
人はこのにおいを嫌うだろうし、自分も四六時中これを嗅いでいるのはごめんだ
けれど、こういうにおいに出くわすという事は
ある種の人間には必要なことなのではないか、と思ってしまう事がある
気持ちがギュッとなって内側から音楽が聞こえてくる

話は京都に戻って、早速単品sを頼んで食べた
すっかりどんな味だったかは忘れてしまっていたので
このチリビーンズが、かつてよく食べたのと同じものかはわからなかった

とにかくウェンディーズのチリビーンズが
気の向いたときに食べにいける、
というのがわかったのでどこか安心した

おかえり、ウェンディーズ

豆を食べるとなんか気持ちがソウルミュージックに近くなる
こういう言い方をすると人は眉をひそめるかもしれないが
なんというかニガな気持ちになるのだ