カブトムシは幸せよりも何をしたかったかが大事やねん

ラジオで夏休みこども電話相談室を聞いている。
関西の子供は受け答えも関西弁である。
「そうなんや」「へぇ」「わから~ん」

方言、特に自分は、関西弁は近く感じる。
標準語はよそへ行くときの言葉である。

受け答えをする先生にも一人関西弁をしゃべる
先生がいて担当は「昆虫の先生」である。
話すスピードも他とちょっと違ってゆっくりしているので
中島らもの姿を勝手に思い出しながら聞いている。

「カブトムシは幸せよりも何をしたかったかが大事やねん」

と子供に全力投球でシンカーを投げ込むセンセは
科学者というより宗教か哲学である。
いや、科学も哲学も山の入り口が異なるだけで
同じ山を登っているのだろうか。

そういや昔の科学者はみんな教会に属していたそうな。